セラリーマン生活を定年で終えて一年が経った今、全く新鮮な気持ちで、同じ釜の飯を食った旧いサラリーマン仲間の、えせ忘年会にでて歓談した。昔執務したその部署は、幾度かの変遷を経て、今や影も形もなくなったが、当時、喧喧諤諤として多くを論じ合った朋が寄り合ったという訳で、連想ゲームにも似た話題提供のパッチワークの様に興じて、話しが尽きない。
一期一会の人生で、仲間の一人ひとりが職場を去る節々の、折々に作り贈った歌をここに掲げて、そのアルバムにしたい。（
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石川の 流れのつとに 変わるれば |
深川宗光さん |
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瀬を速み 深く渡れば 新彊の |
深瀬彊さん |
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ふくよかな 胸の内なる その想い |
小沼まゆみさん |
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松原の 茂みに姿 見えざるも |
八木茂二さん |
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垣をなす 素材を得れば 如何にせん |
宮崎勲さん |
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遥かなる 旅路と聞けど 燃える陽の |
大山光男さん |
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送らるる 人となりせば 魚三の |
佐鳥 |
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山隘の 道を拓きて 汗すれば |
飯山好敏さん |
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年季得て 鹿島発ちせば 細山の |
加島昊さん |
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新しき 仕事なれども 知りぬれば 思うだに 技研とともに 歩み来て |
堀富孝史さん |
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鏑矢の 音に宣する 恒心の |
矢木孝宣さん |
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山の端に 夕陽の放つ 光彩や |
大山光男さん |
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月満ちて 雲居に懸かる 人世かな |
佐鳥 |
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八起きして 至上の住処を 得たからに |
八木茂二さん |
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