小野小町は９世紀後半、すなわち、平安前期の歌人で、六歌仙、三十六歌仙の一人。
絶世の美人の誉れが高い。しかし、有名人の割には、その歴史上多くの謎に包まれており、史実を超えて、その伝承は全国に及んでいる。
これは、王朝の歌人としての小野小町は、唯一無二には違いないが、遊芸の民および巫女としての流浪の「小野小町」が多数存在していたのかも知れない。
もはや、千古の昔となった今にしては、小野小町の伝承の地を訪ねて、その幻影の思いに馳せるのも一興であろう。
主な縁の地は、次の通り。
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＃１ |
小野小町の生誕の地：秋田県雄勝（おが）町 小野小町は、秋田県雄勝町（旧：福富荘 桐ノ木田）で生まれちと言われている。 |
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＃２ |
小野小町の生誕の地：福島県小野町 福島県郡山市といわき市の中間にある小野町が、小野小町の生誕の地と言われている。 |
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＃３ |
小町湯治の地：小野川温泉 小野小町が、行方不明の父を米沢の奥座敷といわれる鬼面川に尋ねたおり、病に罹り、湯治した所が小野川温泉であるという。このとき祀った薬師如来が湯神様となっている。 |
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＃４ |
小町ゆかりの地：随心院 京都市山科区随心院には、小野小町ゆかりの「小町文張地蔵」「小町座像」が安置されている。随心院の小町梅園は有名である。院の近くには、小町お手植えの榧の古木（樹齢：９００年）が、樹木医により樹勢を取り戻し、活きづいているという。 |
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＃５ |
小野小町終焉の地：京都府大宮町 小野小町は、大宮町五十河（いかが）で息を引き取ったと言われている。 九重の 花の都に 住み馳せで 儚きや我は 三重に隠るる と詠まれたと伝えられている。 |
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＃６ |
小野小町終焉の地：京都府井出町 小野小町は 色も香も 懐かしきかな 蛙鳴く 井出の渡りの 山吹の花 と、井手の里を詠んでいる。 |
小野小町の伝承で、もっと他に知っている方は教えて下さい。
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